
坪井病院は生命の尊厳と人間愛を基調理念として、地域におけるがん専門病院としての自覚のもとに、高い水準の医療技術と全人的医療を提供することによって、地域社会に奉仕することを目的とする。
1.予防啓発
禁煙教育やがん予防の講演活動などを行い、がんについての正しい知識の普及に努めています。
2.早期発見
積極的な検診活動を行うとともにレベルの高い総合的な精密検査などにより、がんの早期発見に努めています。
3.集学的治療
各科の医師が知識を出し合い、高い水準の治療技術と設備によって、がん患者の救命率の向上に努めています。
4.ホスピスケア
患者さんが人間としての尊厳を保ち、人生の終焉を人間らしく生きるために、チームを組んでケアに努めています。
坪井病院は、平成15年8月26日に“地域がん診療拠点病院”の指定を受け、その後平成20年2月8日に“地域がん診療連携拠点病院”の更新を受け、平成22年3月3日付で2回目の更新を受けました。
がん診療連携拠点病院は、専門的ながん医療の提供等を行う医療機関の整備とがん診療の連携協力体制の整備を図るほか、がん患者に対する相談支援及び情報提供を行うため、地域がん診療連携拠点病院にあっては、2次医療圏に1カ所程度指定されております。
地域がん診療連携拠点病院の指定要件の概要についてはこちらのページをご覧下さい。
大きな消化管の早期がんも内視鏡で治療が可能です
ここ数年でESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は飛躍的に進歩し、胃・食道に適応しています。
加えて当院では、大腸にも適応を広げ、従来の内視鏡切除の限界病変を確実に切除します。
平成15年9月の内視鏡センター開設と同時期、その一角に外来化学療法センターが設けられました。
6台のリクライニングチェアが設置され、専任看護師、抗がん剤の調剤を行う薬剤師が配属されています。
緊急時には、外来担当医が速やかに対応します。使用する薬剤とその投与方法は、当院の化学療法部による審議、登録が必要です。
治療当日は、まず外来処置室で採血を行い、外来の主治医により診察、血液データから治療可能と確認された後、専属薬剤師によって無菌調整された薬剤が治療室に搬送されます。
現在は、1日平均7~8名の加療を行っていますが多い日には10名を超えることもあります。
疾患別にいいますと肺がん、乳がんが各々30%、大腸がんが15%、胆・膵がんが10%、胃がん・婦人科がんが5%となっています。
最近の医学の進歩により、抗がん剤の効果が長期にわたって認められるようになり、また抗がん剤の副作用対策が十分に行われるため、多くの治療法で通院治療が可能となりました。
経済的、社会的理由などで、やむを得ず入院治療を希望される方もいらっしゃいますが、最も適切な医療を提供させていただきたいと考えています。
リハビリテーションセンターは、平成19年12月1日に誕生した坪井病院の新ユニットです。
がんのリハビリテーションや呼吸リハビリテーションを中心に、その他にも患者さんの病気や障害、症状に応じて行っています。
ただ単に手足の機能をよくするだけではなく、一人の人間としての生活・人生を考慮して、全人的なリハビリテーションを行うことを理念としています。
病気の進行度がどの段階にあっても、精神面を含めた適切なリハビリテーションによって、治療後の回復力や日常生活の質を高めます。
【ご相談・ご紹介】
坪井病院理事長兼リハビリテーションセンター長 呼吸器専門医 坪井 永保
【外来診察日】
火・水曜日:午前、金曜日:午後
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